赤ワインの概要 赤ワインとはその1

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最もわかりやすい違い ワインを色で分類する

ワインの色は大きく分けて三色に分類されます

 ワインの種類と聞いてまず最初に思い浮かぶ区分は、色の違いなのではないでしょうか。
ワインを普段ほとんど飲んだことがない方でも、「赤ワイン」「白ワイン」といった名称は知っているはずです。
では、なぜ同じようにブドウを使用しているのにここまで色味や味わいに差が出るのでしょうか。
赤ワインはチーズや肉料理と、白ワインは魚料理や野菜と相性が良いとされるのはなぜでしょうか。
ここでは上記の二色に、淡いピンク色の「ロゼワイン」を加えた三色のワインの特徴について解説します。

赤ワインとは 色のバリエーションや主な味わい

赤ワインの中にも様々な色や味わいがあります

 赤ワインは、その名の通り赤色系の色を持つワインです。
「赤」とはいっても実際には様々な色のものがあり、透き通ったイチゴのようなクリアレッドから、ブドウの皮を思わせる紫がかった赤、深みと渋みを思わせる黒っぽい赤、やや濁ったとろみを感じさせる赤褐色、長期間の熟成を思わせる枯葉のような赤茶色まで、分類していけば切りがありません。
 味わいは産地や製法によって大きく異なりますが、基本的に酸味より渋みに重点を置いた深い味わいの物が多く、短時間で一気に飲むよりもゆっくり味わうような飲み方に適しています。
深いコクを持つものや長年熟成させた、いわゆる「重い」タイプの赤ワインのなかには、普段飲み慣れていない人にとってはちょっと飲みにくさを感じるものもあるようですが、一度好きになると他のワインでは満足できなくなるという人も多く、有名なものや貴重なものには驚くような高値がつくこともあります。