ヴァレー・ド・ラ・マルヌ地区の特徴と格付け シャンパーニュの産地と格付け2

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ヴァレー・ド・ラ・マルヌ地区

 ヴァレー・ド・ラ・マルヌ地区は、マルヌ川に沿うように東西に伸びる地域です。
マルヌ川が長い時をかけて削り出した緩やかな谷を中心とした畑を持ち、主にピノ・ムニエをメインに栽培しています。
川の上流域と下流域で地質がかなり違ってくるのが特徴で、西側の下流域になるとシャンパーニュ地方特有の石灰質土壌が少なくなってくるため、全体に質が落ちる傾向があります。
ただ、逆に上流域、特に谷が浅く南向きの斜面が大きくとれる付近では、十分な日照と優れた地質が高品質のブドウを育んでくれます。
ドン・ペリニョン師がシャンパーニュ(トラディッショナル)方式を編み出したオーヴィレール修道院もこの地区にあります。
グラン・クリュの村は二つだけと少ないのですが、そのうちのひとつ「アイ(Ay)」はシャンパーニュ地方全域でもっとも高い評価を得ている村です。

100%グランクリュの村

  • アイ(Ay)
  • トゥール・シュール・マルヌ(Toirs-sur-Marne)

99~90%プルミエクリュの村

99%

  • マルイユ・シュール・アイ(Mareuil-sur-Ay)

95%

  • ビスイユ(Bisseuil)
  • ディジィ(Dizy)

93%

  • アヴネ・ヴァル・ドール(Avenay-Val-d'Or)
  • シャンピヨン(Champillon)
  • キュミエール(Cumieres)
  • オーヴィレール(Hautvillers)
  • ミュティニー(Mutigny)

90%

  • ピエリィ(Pierry)
  • ヴァレ・デ・マレ・コリニー(Val-des-Marais-Coligny) 白ブドウは87%