ローストビーフ しっかりした赤ワインに合わせる料理

ローストビーフ 材料(5人前)
正式バージョン
牛肉(ブロック) 1kg
塩、胡椒 適量
玉ねぎ(中) 1/2個
にんじん(中) 1/2本
セロリ(茎の部分) 1/3本
赤ワイン 50cc
簡易バージョン
牛肉(ブロック) 1kg
しょうゆ 100cc
100cc
200cc
めんつゆ 50cc
塩・胡椒 適量
ローストビーフ 作り方
  • 正式バージョン
  1. 牛肉はできるだけ脂の少ない、赤身の固まり肉を選ぶ
  2. 調理の少なくとも数時間前には冷蔵庫から出し、室温に戻しておく
  3. 室温に戻した牛肉に塩、胡椒をすり込む
  4. フライパンを熱し、牛肉を一面ずつ表面に焼き色がつくまで焼く
  5. 全面に焼き色がついたら、180度のオーブンで30分程度焼く
  6. 金串を肉の中心辺りまで刺して少し置き、引き抜いて触ってみて温いと感じたら焼き上がりなので、オーブンから出して自然に冷めるまで休ませる
  7. 玉ねぎ、にんじん、セロリを薄切りにしてフライパンで炒め、火が通ったら赤ワインとオーブンの天板に溜まっていた肉汁を入れて塩・胡椒で味付けしつつ煮詰める
  8. 牛肉の温度が下がったら薄くスライスして盛り付け、濾した⑦をかけて完成
  • 簡易バージョン(オーブンを使用せずに作ることのできる方式)
  1. 牛肉はできるだけ脂の少ない、赤身の固まり肉を選ぶ
  2. 調理の少なくとも数時間前には冷蔵庫から出し、室温に戻しておく
  3. 鍋でしょうゆ、酒、水、めんつゆを合わせて煮立たせ、冷ましておく
  4. 室温に戻した牛肉に塩、胡椒をすり込む
  5. フライパンを熱し、牛肉を一面ずつ表面に焼き色がつくまで焼く
  6. 汁物対応のストックバックに③と冷ました牛肉を入れ、空気を抜いて密封し数時間~半日くらい冷蔵庫で漬け込む
  7. 漬け終ったら薄くスライスして盛りつける

 時間はかなりかかりますが、実際には待っている時間が長く手間はほとんどかかりません。
コツも良い牛肉を使用することと、外はしっかり焼きつつ中心部を生の状態のまま仕上げることくらい。
でも、スライスしたローストビーフがテーブルの真ん中にあるだけで、その日の料理全体のレベルが上がったようにさえ思える、華のあるメニューといえるでしょう。
ワインとの相性や中まで温まったしっかりした肉の食感は正式バージョンのほうが良いのですが、冷めたあとは意外と簡易バージョンでも遜色なく楽しめます。
今回は赤ワインの味や香りを楽しめるようににんにく不使用にしてありますが、料理がメインであれば肉を焼く前に、すりおろしにんにくを塩と一緒にすり込んでおくとさらにおいしくなります。
肉のサイズや形、オーブンを使用する場合は出力や庫内の形状で最適な加熱温度と時間が変わってきますので、何度か作ってデータを取ると何度も確認する必要がなくなり、さらに作りやすくなります。
ソースや漬け汁、付け合わせなどはお好みでカスタムできますが、香辛料の多用や生野菜はワインの風味を損ねる恐れがあるので注意が必要です。
また、簡易バージョンでは内部が完全に生のまま調理が進むため、材料の鮮度や器具の衛生状態にも留意してください。