カベルネ・フラン 世界的に主要な赤ワイン用ブドウその5

カベルネ・フランとは

 カベルネ・フランは、もともとカベルネ・ソーヴィニヨンの変異種だとされてきました。
しかし実際には逆で、ソーヴィニヨン・ブランとともにカベルネ・ソーヴィニヨンの親に当たる原種であることがわかっています。
味わいは軽めで繊細。
日照によっては青さが前面に出てくるところも含めて、カベルネ・ソーヴィニヨンを小ぶりにまとめたような感じです。
基本的には他の品種を支える脇役的な存在として、メルローやカベルネ・ソーヴィニヨンとのブレンドに使用されます。
ただし例外として、ロワール地方では単体で使用されるケースもあり、やや青いニュアンスは残るものの、まっすぐ素直な旨みを楽しむことができます。