ポムロール地区の格付け ボルドーの格付けその5

目次

ポムロールの格付けとは

 ポムロール地区はドルドーニュ川の右岸、サン・テミリオン地区の西側に位置する、人口1000人に満たない比較的小さな区域です。
シャトーも小規模なものが多く、市場ではあまり目立たない産地ですが、酸化鉄を多く含む土壌(クラッセ・ド・フェール/crasse de fer)が独特の風味を持つメルローを育み、個性的で力強い赤ワインを生み出すことで知られています。
ポムロールには公式の格付けはないのですが、良質なワインを造るシャトーが少なくないことから、独自に格付けを造る評論家も少なくありません。
それらの格付けはそれぞれ作成者の好みや持論が反映されているため、公式のもののような信頼性を持つものではありませんが、ある視点から見て有力なシャトーが選ばれているのは間違いありません。
ここでは、そのなかから複数の格付けに名前が挙がっているシャトーをいくつかご紹介します。

ポムロールの代表的シャトー

  • シャトー・ペトリュス(Château Pétrus)
  • ヴィユー・シャトー・セルタン(Vieux Château Certan)
  • シャトー・オザンナ(Château Hosanna)
  • シャトー・ガザン(Château Gazin)
  • シャトー・クリネ(Château Clinet)
  • シャトー・セルタン・ド・メイ(Château Certan-de-May)
  • シャトー・ド・サル(Château de Sales)
  • シャトー・ド・レグリーズ(Château de l’Église)
  • シャトー・トロタノワ(Château Trotanoy)
  • シャトー・ネナン(Château Nénin)
  • シャトー・プティ・ヴィラージュ(Château Petit-Village)
  • シャトー・ラ・コンセイヤント(Château la Conseillante)
  • シャトー・ラフルール(Château Lafleur)
  • シャトー・ランクロ(Château l’Enclos)
  • シャトー・ル・パン(Château Le Pin)
  • シャトー・レヴァンジル(Château L’Évangile)