ワインの世界史 紀元後
カテゴリーの概要
キリスト誕生から現代までのワインの歴史まとめです。
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キリスト教と共に広まるワイン ローマ帝国とヨーロッパへ全体への拡大 (B.C.500~A.D.1000頃)
イタリア半島に位置するひとつの都市国家に過ぎなかったローマは、周囲の国や都市を征服しながら膨張を続け、A.D.100年頃にはヨーロッパのほとんどをその支配下におさめた巨大な帝国にまで成長しました。
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中世に拡大したワイン産地 大航海時代の新世界ワイン史 (A.D.1400~A.D.1800頃)
ヨーロッパで力を蓄えた強国たちは、15世紀以降新しい領地を求めて海を渡りはじめます。精力的に航路の開拓が行われる中、最初に成果を上げたのはスペインでした。
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ヨーロッパにおけるワインの近代化 科学技術の功績と特権階級の退場 (A.D.1600~A.D.1900頃)
新世界でのブドウ栽培やワイン造りが次々と本格化する中、ヨーロッパでもワインに関する大きな変革が起こります。まずは容器と保存方法についてです。
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フィロキセラ災害の顛末 突然現れたワイン全滅の危機とAOC制度の成立 (A.D.1800~A.D.1935頃)
その大災害の始まりは、フランス南部のほんの小さな、しかし不可解なブドウの樹の枯死でした。十数年前に発生したうどん粉病の流行でワインの生産量が足りなくなっていたフランス、特に南部では、高品質な果実を収穫できる品種や伝統的な品種よりも、生産量の多い樹が優先的に植えられていました。
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「新世界」の変化と対立 新しいワイン産地が独自の道を歩み始める (A.D.1900~A.D.1950頃)
ヨーロッパ、特にフランスのワイン世界に変化が起こっているころ、新世界諸国の様子もまた大きく変わっていました。アメリカでは20世紀初頭に禁酒法が制定され、飲酒、種類の製造、輸送などが全面的に禁止されます。
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世界で愛されるワインへ 現在の状況と今後の展望 (現代~)
西暦も2000年を過ぎ、交通手段や通信網の発達により、世界が小さくなった現代。ワインはますます世界中で飲まれるようになっています。現代のワインを取り巻く状況をまとめてみましょう。