サウス・コースト カリフォルニアの産地と主要AVA5
サウス・コースト(South Coast)
カリフォルニア州の主要なワインの生産地で、最も南に位置する地域です。
宣教師達がワイン造りを教え始めた最初の土地で、ブドウの栽培の歴史は18世紀からスタートするという、カリフォルニア内でも最も古いルーツを持っています。
緯度としては日本の四国や九州に近いためかなり暑いのですが、夜にはぐっと冷え込むため昼夜の寒暖差が激しく、それがブドウを良質に育ててくれます。
ブドウ作りの歴史は長いのですが、最初はキリスト教のミサのためのもので、他の地域が発展すると立地の不便さから見向きもされなくなってしまったため、本格的に商業的なブドウ作りが始まったのはなんと20世紀末頃とのこと。
そのため、カリフォルニアとしては最小クラスの栽培面積しかないのですが、しかしそれでも合計で800haほどになるそうです。
主要なA.V.A.
- テメキュラ・ヴァレー(Temecula Valley)