モンターニュ・ド・ランス地区の特徴と格付け シャンパーニュの産地と格付け1
モンターニュ・ド・ランス地区
モンターニュ・ド・ランス地区は、北部の都市ランスからシャンパーニュ地方の中心部近くにあるエペルネを結ぶ、半円を描く地域です。
「ランスの山」という意味の地区名ではありますが、山というより偏平な丘に近く、300m前後の標高へなだらかに登る斜面に、隙間なくブドウ畑が広がっています。
石灰質の地層までかなり厚みがあるところが多く、浅い位置は粘土質になっているため、どちらかというとタンニンのしっかりしたどっしり系のブドウに育つとされています。
ピノ系の黒ブドウもシャルドネも両方栽培されていますが、どちらかというとピノ系がメインになっており、特にピノ・ノワールの評価が高いようです。
シャンパーニュ地方全体の8割近いブドウを生産しており、グラン・クリュの村、プルミエ・クリュの村ともに3地区で最も多いという主力の産地です。
100%グランクリュの村
- アンボネ(Ambonnay)
- ボーモン・シュール・ヴェズル(Beaumont-sur-Vesle)
- ブージィ(Bouzy)
- ルヴォワ(Louvois)
- マイィ・シャンパーニュ(Mailly-Champagne)
- ピュイジュー(Puisieulx)
- ヴェルズネー(Verzenay)
- ヴェルジー(Verzy)
99~90%プルミエクリュの村
99%
- トジエール・ミュトリ(Tauxieres-Mutry)
95%
- ビリー・レ・グラン(Billy-le-Grand)
- トレパイユ(Trepail)
- ヴォードマンジュ(Vaudemanges)
- ヴィレール・マルメリー(Villers-Marmery)
94%
- シニー・レ・ローズ(Chigny-les-Roses)
- コルモントルイユ(Cormontreuil)
- リュード(Ludes)
- モンブレ(Montbre)
- リリー・ラ・モンターニュ(Rilly-la-Montagne)
- テシー(Taissy)
- トロワ・ピュイ(Trois-Puits)
90%
- ベザンヌ(Bezannes)
- シャムリー(Chamery)
- クロム・ラ・モンターニュ(Coulommes-la-Montagne)
- エキュイユ(Ecueil)
- ジュイ・レ・ランス(Jouy-les-Reims)
- レ・メスノー(Les Mesneux)
- パルニー・レ・ランス(Pargny-les-Reims)
- サシー(Sacy)
- ヴィル・ドマンジュ(Ville-Dommange)
- ヴィレール・アルラン(Villers-Allerand)
- ヴィレール・オー・ヌード(Villers-aux-Noeuds)
- ヴリニー(Vrigny)