ドイツのスパークリングワイン(ゼクト、シャウムヴァイン)
ゼクト
二次発酵を経て造られる、ドイツのスパークリングワインです。
最低条件として「10%以上のアルコールを含有すること」「3.5バール(約3.5気圧)以上のガス圧を有すること」が課されており、6ヶ月以上の二次発酵・熟成期間を要します。
さらに上位の格付けとして、ドイツ国内のブドウを使用してドイツで製造される「ドイチャーゼクト」、さらにその中でも限定された地域のブドウのみを使用している「ドイチャーゼクト.b.A」、限定された地域の単一栽培者兼醸造家によって、シャンパーニュ方式を用いて造られる「ヴィンチャーゼクト」などがあります。
シャウムヴァイン
シャウムヴァインには、大きく分けて二つの意味があります。
ひとつは、ドイツにおける発泡性ワインの総称。
つまり「スパークリングワイン」「ヴァン・ムスー」と同じ意味合いです。
もうひとつは、ドイツの発泡性ワインの格付けとしての名称です。
シャウムヴァインは、4段階ある格付けのうち、最も条件の少ないものにあたります。
この意味で使用する場合は「EU圏内で栽培されたブドウを使用」「アルコール度数が9.5%以上」であることが最低条件とされ、使用しているブドウの品種や年数表示などは許されていません。
その代わり、製法に細かい条件などはつかず、きちんと明示していれば炭酸ガス注入方式での製造でも問題ありません。