コート・ド・ボーヌ地区 ブルゴーニュの産地と等級付き畑3
目次
- コート・ド・ボーヌ地区
- コート・ド・ボーヌ地区の村名AOC
- コート・ド・ボーヌ地区のグラン・クリュ
- ラドワ・セリニィ(Ladoix-Serigny)
- ペルナン・ヴェルジュレス(Pernand-Vergelesses)
- アロース・コルトン(Aloxe-Corton)
- サヴィニィ・レ・ボーヌ(Savigny-lès-Beaune)
- ショレイ・レ・ボーヌ(Chorey-Lès-Beaune)
- ボーヌ(Beaune)
- ポマール(Pommard)
- ヴォルネイ(Volnay)
- モンテリー(Monthélie)
- ムルソー(Meursault)
- サン・ロマン(Saint-Romain)
- オークセイ・デュレス(Auxey-Duresses)
- ブラニィ(Blagny)
- ピュリニー・モンラッシェ(Puligny-Montrachet)
- サン・トーバン(Saint-Aubin)
- シャサーニュ・モンラッシェ(Chassagne-Montrachet)
- サントネイ(Santenay)
- マランジュ(Maranges)
コート・ド・ボーヌ地区
コート・ド・ボーヌ地区は、コート=ドール県の中央、コート・ド・ニュイ地区の南に連なるように続く25kmほどの一大名醸地です。
ほぼ一直線に連なるコート・ド・ニュイに比べると、少し東西にふくらんだような形になっており、村同士の並びも複雑になります。
コート・ド・ニュイと同じくなだらかな南東向きの斜面が続き、豊かな日照と水はけの良さでフランスでも稀に見るレベルの高いブドウを産出します。
北のコート・ド・ニュイと合わせて、グラン・クリュ街道」「黄金丘陵」とも呼ばれます。
赤ワインが主体となるコート・ド・ニュイに対して、コート・ド・ボーヌは白ワインがメインです。
赤ワインが対象とならないアペラシオン・コミュナル(村名アペラシオン)はほとんどないのですが、グラン・クリュで赤ワインも造れるのは3つの村にまたがるたったひとつの畑だけとなっています。
グラン・クリュは全域で合わせて8しかなく、コート・ド・ニュイの24と比べるとかなり少なくなっています。
しかし、だからといって質が低いかというとそうではなく、プルミエ・クリュの数はコート・ド・ニュイよりかなり多く、バラエティも豊かです。
これは、ブルゴーニュのブドウ畑が17世紀に入るまで主にキリスト教の修道院によって開拓、運営されていたことによると考えられます。
修道士たちはより良いブドウが育つ畑を求めて土壌の調査を行っていましたが、彼らが本来必要としていたワインは聖餐などに使用する赤ワインが主体でした。
よって、ピノ・ノワールやガメイなどの黒ブドウに向いた地質の方が、シャルドネなどの白ブドウ向きの地質よりも歓迎されたのです。
現代の目線で同じようにチェックしたとしたら、もしかするとコート・ド・ニュイよりも多くのグラン・クリュが認定されるかもしれません。
コート・ド・ボーヌ地区の村名AOC
コート・ド・ボーヌ地区は東西に膨らんだ形をしているため、村の位置関係がコート・ド・ニュイよりも複雑ですが、村名アペラシオンを大まかに北から並べると以下のようになります。
- ラドワ・セリニィ(Ladoix)
- ペルナン・ヴェルジュレス(Pernand-Vergelesses)
- アロース・コルトン(Aloxe-Corton)
- サヴィニィ・レ・ボーヌ(Savigny-lès-Beaune)
- ショレイ・レ・ボーヌ(Chorey-Lès-Beaune)
- ボーヌ(Beaune)
- ポマール(Pommard)
- ヴォルネイ(Volnay)
- モンテリー(Monthélie)
- ムルソー(Meursault)
- サン・ロマン(Saint-Romain)
- オークセイ・デュレス(Auxey-Duresses)
- ブラニィ(Blagny)
- ピュリニー・モンラッシェ(Puligny-Montrachet)
- サン・トーバン(Saint-Aubin)
- シャサーニュ・モンラッシェ(Chassagne-Montrachet)
- サントネイ(Santenay)
- マランジュ(Maranges)
このうち、プルミエ・クリュがないのは、ショレイ・レ・ボーヌ(Chorey-Lès-Beaune)とサン・ロマン(Saint-Romain)のみです。
コート・ド・ボーヌ地区のグラン・クリュ
この地区のグラン・クリュは複数の村にまたがっているものが多く、数も8つと少ないため、まとめて掲載します。
- コルトン(Corton)
所属コミューン:ラドワ・セリニィ(Ladoix)、ペルナン・ヴェルジュレス(Pernand-Vergelesses)、アロース・コルトン(Aloxe-Corton) - コルトン・シャルル・マーニュ(Corton-Charlemagne)
所属コミューン:ラドワ・セリニィ(Ladoix)、ペルナン・ヴェルジュレス(Pernand-Vergelesses)、アロース・コルトン(Aloxe-Corton) - シャルル・マーニュ(Charlemagne)
所属コミューン:ペルナン・ヴェルジュレス(Pernand-Vergelesses)、アロース・コルトン(Aloxe-Corton) - モンラッシェ(Montrachet)
所属コミューン:ピュリニー・モンラッシェ(Puligny-Montrachet)、シャサーニュ・モンラッシェ(Chassagne-Montrachet) - シュヴァリエ・モンラッシェ(Chevalier-Montrachet)
所属コミューン:ピュリニー・モンラッシェ(Puligny-Montrachet) - バタール・モンラッシェ(Batard-Montrachet)
所属コミューン:ピュリニー・モンラッシェ(Puligny-Montrachet)、シャサーニュ・モンラッシェ(Chassagne-Montrachet) - ビアンヴニェ・バタール・モンラッシェ(Bienvenues-Batard-Montrachet)
所属コミューン:ピュリニー・モンラッシェ(Puligny-Montrachet) - クリオ・バタール・モンラッシェ(Criots-Batard-Montrachet)
所属コミューン:シャサーニュ・モンラッシェ(Chassagne-Montrachet)
このうち、シャルル・マーニュ(Charlemagne)は現在ではコルトン・シャルル・マーニュ(Corton-Charlemagne)として表示され、名称が使用されることはないようです。
最大の畑はコルトン(Corton)で約97.5ha、最小の畑はクリオ・バタール・モンラッシェ(Criots-Batard-Montrachet)で約1.6haです。
コルトンのみが赤ワインも造るグラン・クリュで、それ以外はすべて白ワインのみとなっています。
ラドワ・セリニィ(Ladoix-Serigny)
コート・ド・ボーヌ地区の最北端であり、コート・ド・ニュイから南下する「グラン・クリュ街道」の旅ではボーヌの入り口となる村です。
コート・ド・ニュイに接する位置にあるためか、白ワインが主となるコート・ド・ボーヌでは珍しく赤ワインの生産が盛んです。
この地区の8つのグラン・クリュのうち、コルトン(Corton)とコルトン・シャルル・マーニュ(Corton-Charlemagne)が、それぞれ一部ずつ含まれている、重要なアペラシオンのひとつです。
主なプルミエ・クリュ
- オート・ムーロット(Hautes Mourottes)
- バス・ムーロット(Basses Mourottes)
- ラ・ミコード(La Micaude)
- ラ・コルヴェ(La Corvee)
- ル・クルー・ドルジュ(Le Clou d'Orge)
ラドワ・セリニィのプルミエ・クリュは、合わせて11です。
ペルナン・ヴェルジュレス(Pernand-Vergelesses)
アロース・コルトン(Aloxe-Corton)の西側に位置します。
北のラドワ・セリニィ(Ladoix-Serigny)と同じように赤ワインの生産が多くなっています。
8つのグラン・クリュのうち、コルトン(Corton)とコルトン・シャルル・マーニュ(Corton-Charlemagne)、シャルル・マーニュ(Charlemagne)がそれぞれ一部ずつ含まれます。
主なプルミエ・クリュ
- アン・カラドゥ(En Caradeux)
- イル・デ・ヴェルジュレス(Lle des Vergelesses)
- バス・ヴェルジュレス(Basses Vergelesses)
- レ・フィショ(Les Fichots)
ペルナン・ヴェルジュレスのプルミエ・クリュは、合わせて9です。
アロース・コルトン(Aloxe-Corton)
8つのグラン・クリュの中の、コルトン(Corton)とコルトン・シャルル・マーニュ(Corton-Charlemagne)、シャルル・マーニュ(Charlemagne)を共有する3つの村名アペラシオンのうち、もっとも多くを含む村です。
赤ワインの比率が圧倒的に多く、白ワインはほとんど市場で見かけないほど。
長熟系の力強いワインを生産しています。
主なプルミエ・クリュ
- クロ・デュ・シャビトル(Clos du Chapitre)
- レ・ヴァロジエール(Les Valozieres)
- レ・ヴルコ(Les Vercots)
- レ・ゲレ(Les Guerets)
- レ・フルニエール(Les Fournierres)
アロース・コルトンのプルミエ・クリュは、合わせて13です。
サヴィニィ・レ・ボーヌ(Savigny-lès-Beaune)
ペルナン・ヴェルジュレス(Pernand-Vergelesses)の南側、ボーヌ(Beaune)の北に位置する村です。
グラン・クリュはありませんが、プルミエ・クリュの数が多く、特に赤ワインは栽培面積の半分以上がプルミエ・クリュです。
ブルゴーニュワインにしては比較的長熟な、タンニンをしっかりと感じるタイプのワインが多いとされています。
主なプルミエ・クリュ
- オー・グランヴァン(Aux Gravains)
- オー・ゲット(Aux Guettes)
- バス・ヴェルジュレス(Basses Vergelesses)
- レ・オー・マルコネ(Les Haut Marconnest)
- レ・プイエ(Les Peuillets)
- レ・フルノー(Les Fournaux)
サヴィニィ・レ・ボーヌのプルミエ・クリュは22です。
ショレイ・レ・ボーヌ(Chorey-Lès-Beaune)
ラドワ・セリニィ(Ladoix-Serigny)とボーヌ(Beaune)に挟まれた村です。
軽やかなタイプの赤ワインを生産する魅力ある土地ではあるのですが、グラン・クリュもプルミエ・クリュもない、コート・ド・ボーヌでは例外的なアペラシオンとなっています。
そのためか、日本ではあまり見かけないようです。
プルミエ・クリュはありません
ボーヌ(Beaune)
古代ローマ時代から存在する古い土地で、近隣の要所として栄えてきたブルゴーニュの中心地です。
コート・ド・ボーヌ地区で最大となる栽培面積を持ちその7割以上がプルミエ・クリュ。
さらに大規模なネゴシアンの本拠地がいくつもあるなどブドウの栽培地域以外にもワイン関連の業者が多くなっています。
11月の第3土曜から3日間は、ワインの競売によるチャリティや大宴会などが行われるブルゴーニュ最大のワイン祭り「栄光の3日間」が開催され、多くの観光客が訪れます。
主なプルミエ・クリュ
- オー・クラ(Aux Cras)
- クロ・デュ・ロワ(Clos du Roi)
- クロ・デ・ムーシュ(Clos des Mouches)
- クロ・ド・ラ・ムース(Clos de la Mousse)
- クロ・ド・レキュ(Clos de l’Ecu)
- レ・ヴィーニュ・フランシュ(Les Vignes Franches)
- レ・グレーヴ(Les Greves)
- レ・フェーヴェ(Les Feves)
- レ・ブレッサンド(Les Bressandes)
- レ・ゼプノ(Les Epenottes)
- レ・マルコネ(Les Marconnets)
ボーヌのプルミエ・クリュは合わせて42です。
ポマール(Pommard)
北をボーヌ(Beaune)、南をヴォルネイ(Volnay)に挟まれた村で、中世から高い評価を得てきた名醸地です。
栽培総面積の1/3がプルミエ・クリュとなっています。
赤ワインのみ生産が認められており、白ワインを造ることができないため、村名アペラシオンも赤のみです。
主なプルミエ・クリュ
- レ・グラン・ゼプノー(Les Grands Epenots)
- クロ・ド・ラ・ロマレーヌ(Clos de La Commaraine)
- レ・フルミエ(Les Fremiers)
- レ・リュジアン・バ(Les Rugiens-Bas)
ポマールのプルミエ・クリュは、合わせて28です。
ヴォルネイ(Volnay)
ルイ14世も愛したといわれている、歴史ある名醸地です。
北のポマール(Pommard)と同じく赤ワインのみを生産しており、村名アペラシオンも赤のみです。
ブドウ栽培地の半数以上がプルミエ・クリュという、高いポテンシャルを誇ります。
主なプルミエ・クリュ
- レ・カイユレ(Les Caillerets)
- レ・シャンパン(Les Champans)
- タイユ・ピエ(Taille Pieds)
- サントノ(Santenots)
- レ・ザングル(Les Angles)
- クロ・ド・ラ・ブース・ドール(Clos de la Bousse d’Or)
ヴォルネイのプルミエ・クリュは35です。
モンテリー(Monthélie)
ヴォルネイ(Volnay)とムルソー(Meursault)の西側に、ちょっとはみ出すように位置する小さな村です。
南ではオークセイ・デュレス(Auxey-Duresses)に接しています。
赤ワインの生産が主で、プルミエ・クリュの大半はヴォルネイ側によっています。
主なプルミエ・クリュ
- レ・シャン・フュリオ(Les Champs Fulliot)
- レ・デュレス(Les Duresses)
- ル・カ・ルージョ(Le Cas Rougeot)
モンテリーのプルミエ・クリュは11です。
ムルソー(Meursault)
コート・ド・ボーヌ地区内で、ボーヌ(Beaune)に次いで2番目に大きな栽培面積を持つアペラシオンです。
他の村に囲まれた土地で、畑などを共有している関係からか、この村名アペラシオン内の畑から造られたワインでも一定の条件で隣接する村名になってしまうなど、ちょっと複雑なルールがあるようです。
赤、白両方を生産できることになっていますが、圧倒的に白ワインのほうで知られている村です。
主なプルミエ・クリュ
- ペリエール(Perrieres)
- シャルム(Charmes)
- ジュヌヴリエール(Genevrieres)
- ポリュゾ(porudot)
- レ・グート・ドール(Les Gouttes d’Or)
- クロ・デ・ペリエール(Clos des Perrieres)
- サントノ(Santenots)
ムルソーのプルミエ・クリュは、(数え方にもよりますが)21~30です。
サン・ロマン(Saint-Romain)
オークセイ・デュレス(Auxey-Duresses)の北西側に、大きくはみ出したように位置する村です。
コート・ド・ボーヌ地区でもっとも高いところに畑があり、主に白ワインを生産しています。
プルミエ・クリュはありません
オークセイ・デュレス(Auxey-Duresses)
ヴォルネイ(Volnay)の南、ムルソー(Meursault)の西に位置するアペラシオンです。
プルミエ・クリュは全てムルソー側に偏っています。
赤、白両方のワインを造っていますが、どちらも早飲み系の軽快なタイプになります。
主なプルミエ・クリュ
- クリマ・デュ・ヴァル(Climat du Val)
- クロ・デュ・ヴァル(Clos du Val)
- バ・デ・デュレス(Bas des Duresses)
- レ・デュレス(Les Duresses)
オークセイ・デュレスのプルミエ・クリュは、合わせて9です。
ブラニィ(Blagny)
ムルソー(Meursault)とピュリニー・モンラッシェ(Puligny-Montrachet)をつなぐ丘の斜面に位置する畑が持つAOCで、コート=ドール県の村名アペラシオンで最小の面積です。
(行政区分的には、現在はブラニィ村はありません)
アペラシオンは赤ワインだけしか認められていないため、白ワインの場合はムルソーかピュリニー・モンラッシェの、どちらか畑が近い方に変わります。
主なプルミエ・クリュ
- ラ・ジェネロット(La Jeunelotte)
- ムルソー・ブラニィ(Meursault Blagny)
- ピュリニー・モンラッシェ・プルミエ・クリュ(Puligny-Montrachet Premier Cru)
ブラニィのプルミエ・クリュは、合わせて9です。
ピュリニー・モンラッシェ(Puligny-Montrachet)
白ワインのグラン・クリュを4つ持っている、コート=ドール県における白ワインの最高峰のひとつです。
シャルドネらしいキレの良さはそのままに、たっぷりとした複雑味とトーストやバターにも例えらえる上品な香ばしさを備え、上質なものであれば白ワインでありながら20年以上の熟成に耐える、素晴らしい白ワインを生産しています。
グラン・クリュはどれも10ha以下の面積しかないため生産量が少なく、比較的手頃で探しやすいプルミエ・クリュを狙う人が多いようです。
北をムルソー(Meursault)、南をシャサーニュ・モンラッシェ(Chassagne-Montrachet)と接しており、シャサーニュ・モンラッシェとグラン・クリュの一部を共有。
グラン・クリュやプルミエ・クリュは村の西側に集中しています。
主なプルミエ・クリュ
- オー・トレー(Aux Thorey)
- オー・ブード(Aux Boudots)
- クロ・デ・ザルジリエール(Clos des Argillieres)
- クロ・ド・ラ・マレシャル(Clos de la Marechale)
- レ・コンベット(Les Combettes)
- レ・ピュセル(Les Pucelles)
- レ・ドモワゼル(Les Demoiselles)
ピュリニー・モンラッシェのプルミエ・クリュは、合わせて17です。
サン・トーバン(Saint-Aubin)
東でピュリニー・モンラッシェ(Puligny-Montrachet)、東南でシャサーニュ・モンラッシェ(Chassagne-Montrachet)と接する、白ワインで知られる村です。
テロワール的には十分なポテンシャルがありますが、二つのモンラッシェよりも知名度が低いため、比較的購入しやすいとされています。
赤ワインも生産されていますが、白ワインほどの評価はないようです。
主なプルミエ・クリュ
- シュール・ル・サンティエ デュ・クルー(Sur le Sentier du Clou)
- レ・コンブ(Les Combes)
- レ・ミュルジェ・デ・ダン・ド・シアン(Les Murgers des Dents de Chien)
- ル・シャルモワ(Le Charmois)
サン・トーバンのプルミエ・クリュは、合わせて20です。
シャサーニュ・モンラッシェ(Chassagne-Montrachet)
ピュリニー・モンラッシェ(Puligny-Montrachet)と共有している2つを合わせて、3つのグラン・クリュを持つ白ワインの名醸地です。
また、白ワインの陰に隠れがちですが実は19世紀までは栽培品種のほとんどが黒ブドウだった土地であり、現在でも少数ながら上質な赤ワインを造っています。
プルミエ・クリュはコート・ド・ボーヌ地区で最多の51あり、中央やや西寄りを南北にまっすぐ埋め尽くしています。
主なプルミエ・クリュ
- アベイ・ド・モルジョ(Abbaye de Morgeot)
- クロ・サン・ジャン(Clos Saint-Jean)
- レ・カイユレ(Les Caillerets)
- レ・グランド・リュショット(Les Grandes Ruchottes)
- レ・シャン・ガン(Les Champs Gain)
サントネイ(Santenay)
北側でシャサーニュ・モンラッシェ(Chassagne-Montrachet)と接する村ですが、意外にもピノ・ノワールから造られる赤ワインがメインです。
主なプルミエ・クリュ
- レ・グランヴィエール(Les Gravieres)
- ボールガール(Beauregard)
- クロ・ド・タヴァンヌ(Clos de Tavanne)
- ラ・コム(La Comme)
マランジュ(Maranges)
1989年に誕生した、比較的新しいアペラシオンです。
コート=ドール県からはずれ、ソーヌ=エ=ロワール県に属しています。
生産量のほとんどが赤ワインで、栽培面積の半数以上がプルミエ・クリュ。
しかもクリマが比較的大きなものが多く、同一の畑内で特徴が異なる土地もあります。
主なプルミエ・クリュ
- レ・クロ・デ・ロア(Le Clos des Rois)
- レ・クロ・ルソ(Les Clos Roussots)
- ラ・フシエール(La Fussiere)
マランジュのプルミエ・クリュは、合わせて6つです。