コート・デ・ブラン地区の特徴と格付け シャンパーニュの産地と格付け3
コート・デ・ブラン地区
コート・デ・ブラン地区は、ヴァレー・ド・ラ・マルヌ地区の南側、エペルネから南に広がる地区です。
「白い丘」という名前の通り南東向きのなだらかな斜面を持つ丘で、石灰質が比較的浅い地層であらわれています。
栽培品種はほぼシャルドネのみで、ピノ系の比率は5%程度。
シャルドネのみで造る「ブラン・ド・ブラン(Blanc de Blancs)」発祥の地であり、他の地区に比べてその割合も多くなっています。
冷涼な気候による豊かな酸と、石灰質土壌がもたらすたっぷりとしたミネラル感を持ったシャンパンは、他のスパークリングワインではまねできない上品さと奥深さを兼ね備えています。
グラン・クリュの村は6つ。
プルミエ・クリュの村は、黒ブドウと白ブドウで割合が異なる村が幾つかあるのが特徴です。
100%グランクリュの村
- アヴィズ(Avize)
- シュイィ(Chouilly)
- クラマン(Cramant)
- ル・メニル・シュール・オジェ(Le Mesnil-sur-Oger)
- オジェ(Oger)
- オワリィ(Oiry)
99~90%プルミエクリュの村
95%
- ベルジェール・レ・ヴェルテュ(Bergeres-les-Vertus)
- キュイ(Cuis) 白ブドウは90%
- ヴェルテュ(Vertus)
- ヴィルヌーヴ・ルネヴィル・シェヴィニー(Villeneuve-Renneville-Chevigny)
- ヴォワプルー(Voipreux)
- グローヴ(Grauves) 白ブドウは90%
- エトレシィ(Etrechy ) 白ブドウは87%
- マンシー(Mancy)