白ワイン用の地域別ブドウ品種

カテゴリーの概要

　白ワイン用のブドウ品種のうち、主要なものを主な生産国ごとに解説しています。

  • フランスの主要なブドウ品種　白ワイン用ブドウその１

    ムロン・ド・ブルゴーニュという別名からもわかるように、ブルゴーニュ地方原産の白ワイン用ブドウ品種です。ただし、現在はブルゴーニュでは栽培されておらず、主にロワール地方のペイナンテ地区で栽培されています。

  • イタリアの主要なブドウ品種　白ワイン用ブドウその２

    ピノ･ノワールの突然変異として生まれた白ワイン用ブドウ品種。イタリアではピノ・グリージョ、フランスではピノ・グリと呼ばれ、どちらも果皮が灰色がかったピンク色をしていることに由来します。（グリージョ、グリ、はどちらも「灰色の」という意味）

  • ドイツの主要なブドウ品種　白ワイン用ブドウその３

    ドイツ原産の白ワイン用ブドウで、現在ドイツで一番重要な白ブドウ品種です。耐寒性があり遅熟で、基本的にははっきりとした酸味を持ちますが、完熟まで待って収穫すると上品でくっきりとした深い甘みも併せ持つようになります。

  • スペインの主要なブドウ品種　白ワイン用ブドウその４

    スペインでもっともメジャーな白ワイン用ブドウ品種です。スペインで栽培されているブドウ畑の30%以上を占め、かつては世界で一番作付け面積の広い品種でした。

  • アメリカの主要な白ブドウ品種　白ワイン用ブドウその５

    フランス、ガスコール地方原産の白ワイン用ブドウ品種です。フランスではコニャック地方やアルマニャック地方でブランデー用として栽培されていますが、アメリカでは単独かシャルドネなどとのブレンドで、気軽に飲めるテーブルワインの原料となります。

  • 日本の主要な白ブドウ品種　白ワイン用ブドウその６

    1000年以上の時間をかけて日本の風土に適応したヨーロッパ系の白ブドウ品種です。おそらく平安時代にはすでにシルクロード経由で日本に持ち込まれていたのではないかとされていますが、高温多湿な日本の土地で、冷涼で乾燥した環境を好むヨーロッパのブドウが上手に育つはずもなく、栽培に失敗して放置されて野生化。

  • その他の国の主要なブドウ品種　白ワイン用ブドウその７

    オーストリア固有の品種のうち、最も重要な白ワイン用ブドウ品種です。オーストリアのワイン用ブドウ作付け面積の1/3以上を占め、基本的には辛口の白ワインになります。